体の中で汗や汚れがたまりやすい場所といえば、ワキや足の裏を連想しがちですが、意外なことに実は頭皮だったりします。

頭皮は皮脂腺がとても多い場所です。皮脂といえばTゾーンですが頭皮はTゾーンの2倍以上の皮脂腺があるのでべたつきやすいうえ、毛髪に覆われていたり整髪料を使用したりするのでさらにべたつき蒸れやすく、様々なトラブルが起きやすいです。

また汗腺も多いです。通常汗をかいたり汚れるとハンカチやタオルでぬぐって清潔にします。でも頭皮は毛髪が邪魔をしてぬぐうことができないのも、頭皮環境が悪化しやすい原因のひとつといえます。

ちなみに汗のでる汗腺には体温調節が目的の汗をだすエクリン汗腺と、におい(フェロモンの素)をだす働きのあるアポクリン汗腺の2種類がありますが、頭皮の汗腺はエクリン汗腺です。1平方センチメートルあたり約250個もあります。

面積が狭いにもかかわらず皮脂腺と汗腺の両方が体の中で突出して多い場所なので、肌質や髪質にあったシャンプーを選び正しい洗髪方法で地肌を清潔にするのと、皮脂と汗の対策とケアをしっかり行って健やかな地肌を保つことが頭皮トラブルの防止になると同時に頭皮と髪の健康にもとても大事です。

洗髪をおざなりにすると、頭皮や毛髪に皮脂や汗がいつまでも残ってしまいにおいやかゆみ、フケの原因になります。

また頭皮に皮脂や汗が落としきれずに残っている状態に、さらにシャンプーやリンスの流し残しが加わるとやっかいな頭皮トラブルを引き起こしてしまい、治りにくくなってしまうので「洗髪前にまず皮脂や汗を落としやすい状態にする」「洗い残しがないようよく洗う」「流し残しがないようしっかりすすぐ」ことを心がけることはとても重要です。

具体的には、洗髪前にブラッシングをして汚れを浮かせます。ブラッシングをするのとしないのとでは汚れの落ち方がまったく違うので、正しい洗髪の基本中の基本といえます。

シャンプーは髪に直接つけず手の平にとってからまんべんなく広げながら泡だてます。泡と指の腹の両方で頭皮をマッサージするように洗います。どうしてもうまくできなかったりおざなりになってしまう場合は洗髪ブラシを利用するのもよいです。あとはしっかりよくすすぎましょう。

その際、耳の後ろ側やつむじまわりなど場所によってべたつきが残っているように感じる場合があるので、少なめのシャンプーでべたつく部分を中心に2度洗いするのがおすすめです。